01.『レイコンLIFE』死後の世界


死後のセカイは、物質が存在しない想念(思い)の世界です。想像の産物の中、食べなくても、寝なくてもいい幽体のカラダでどうやって暮らすのでしょう?死んでしばらくの間は、不可思議なセカイや、慣れないカラダに戸惑うようです。でも、郷に行っては郷に従え!慣れるしかありません。



霊魂同士のコミュニケーション


肉体が無いので言葉も必要ないようです。どうやら「想い」だけで相手に伝わるそうです。誰とでもテレパシーで会話ができますが、それは、自分の思っていることがストレートに伝わるということです。そのため、ホンネを隠すことはできず、ちょっとしたことで、トラブルも起きてしまうので注意が必要なようです。



霊魂の世界は意識の世界


思い描くだけで立派な家が現れたり、空を飛ぶこともできるそうです。楽しい夢のような話ですが、良い事ばかりではありません。念によってうまれた‘モノ’は物質ではなく、空想の産物のようなものですから、他のレイコンが気に入らなければ、念の力で勝手に消されてしまいます。




霊魂は食事の必要がない


もう肉体がないので食事の必要はありません。でも想念の世界なので、思い描けば豪華な食事も出現するようです。しかし肉体で感じていた満足感とは違い、「食べた記憶の味を味わう」のです。結局むなしくなるそうです。また肉体を休める必要も無くなるので眠ることも基本的には無いようです。




霊魂は仕事をする必要がない


肉体に縛られないので寝食の必要ありません。ですから働いてお金を稼ぐ必要もないと言う事です。欲しいものは、想念で作り出すことが出来るのですが、自分が記憶しているものしか無理だと言う事です。ですから本やテレビやゲームなどから新しい娯楽を得ることは難しいようです。




霊魂は変幻自在に姿を変えることができる


死後の世界に慣れてくると、霊魂は自分の姿を自由に変えて過ごすそうです。本来肉体を所持しない世界ですからピンポン玉の姿でも構わないのですが、なぜか未だ人間の肉体の姿で過ごすようです。

 この世界では、女性にモテたいと思えば、イケメンに。どんな美人やアイドルのようなかわいい子にもなれてしまいます。 偽りの姿であっても、非難されることはありません。