03.知っておきたい『幽気 と 間気』


「幽気(ゆうき)」や「間気(かんき)」という、人間にとって大切な霊的な『気』の状態は自分自身の人生、さらには、人間関係にまで影響します。こんなに大きな影響を与えるものなのに、なかなか世の中に知られていません。霊的障害に陥らないために、他者と良い関係を続けるために、その『気』の正体を探ります。




『幽体のエネルギー源』 肉体には血液、幽体には幽気


肉体のカラダには、酸素と栄養を運ぶために血液が流れています。全身くまなく流れることで、全身すべての細胞が活動し、命が保たれています。それと同じように、幽体のカラダには、幽気というエネルギーが流れています。幽気が全身にいきわたっていると、幽体は元気で健康であるということになります。たとえ幽気の流れが滞っているような状態であっても、肉体のように、血管が詰まったからすぐ処置が必要となるわけではありませんが、長い目で見ると、偏りがあるのは決してよい状態とはいえません。




『高い幽気はどこにある?』栄養はパワースポットにはない


幽気は空気と重なり、どこの空気中にも存在します。(しかしながら、幽体のカラダが喜ぶようなキレイな幽気は、今の世の中にはほとんどありません。)キレイな幽気を吸いたい!と思っても、そうそう吸えるものでもないのです。ましてや、多くのヒトが、高い気が降りていると思って訪れるパワースポットには、むしろ汚い幽気しか存在しないのが現実です。キレイな幽気を吸って、幽体のパワーアップを願うなら、特殊な空間を作って、キレイな幽気が流れてくるようにするしかないのです。




『幽気を満たすと元気に!』エネルギーチャージは必要不可欠!


ヒトは常にだれかを恨んだり、羨ましがったりといった感情をお互いに出しますから、その思い「念」が幽体のカラダに悪影響を及ぼしてしまいます。どこかで幽体の汚れを落とし、エネルギーを補給しなければいけません。幽体を流れる幽気がいっぱいあれば、オーラも輝き、元気で健康な状態でいられるのです。昔は、神社を訪れることでキレイな幽気を浴びることができ、自然と幽体のカラダはキレイになっていました。しかし、今や、神社にはそのような機能はありません。ですから、普通に生きているだけでは、幽体は汚れる一方なのでした。




『間気の役割って?』肉体と幽体とをピッタリ接着させる


私たちは、肉体のカラダと共に幽体というレイテキなカラダも所持しています。この肉体と幽体をくっつける接着剤のようなものを「間気(かんき)」と呼びます。幽体が元気であれば、幽体が生産する間気の量も増えると言われています。本来、肉体と幽体の2つのカラダがピッタリくっついていなければなりません。間気がたくさん作られれば、2つのカラダの密着度も増すことでしょう。また、間気は肉体の調子が悪いと消費されやすいので、その消費をカバーする必要があります。そのためにも、やはり幽体が元気で健康であることが一番大切なようです。




『間気は漏れちゃダメ!』接着が弱いと幽体があぶない


肉体のカラダで病気になった部分があると、その部分の間気は大量に消費されます。そして、その消費を補って他の部分の間気が足りなくなり、カラダに偏りがみられるようになります。間気が足りなくなった部分は、肉体と幽体の接着が弱くなり、肉体から幽体がズレやすくなります。その状態は、不道徳な霊魂が寄ってきやすく、漏れた間気を使って、あたかも幽霊のようなものを見せたり、耳元で囁いたりと、様々ないたずらを試みます。また、肉体的な疲労をはじめ、事故やケガにあいやすくなる要因のひとつとなります。




『エクトプラズムとも呼ばれる間気』知らぬは地獄、幽体の穢れ


心霊研究などで『エクトプラズム』と言われる「間気」は特殊な物質で、暗いところでは物質に近い状態になります。カラダから漏れ落ちた間気を用いて不道徳な霊魂がいたずらをします。心霊現象として有名なラップ現象、ポルターガイストなどはこの間気を使って起きる現象です。また、武闘家が相手に触ることなく倒す時にも間気は使われます。自分の間気を、相手に入れ、それを念のチカラで動かすのです。他の人の間気がカラダに入るということは、違う血液を輸血されたのと同じような状態を意味し、幽体が不調になる要因のひとつです。