05.出産のコト


出生率の低下を心配する声もありますが、医学の進歩は目覚ましく、一昔前までは難しいと思われていたような不妊治療、高齢出産、難産を乗り越えての出産も可能となりました。


「どうしても子供が欲しい」そう望むのになかなか授からないご夫婦もいらっしゃると思います。不妊治療後の、待望の赤ちゃんであれば喜びもひとしおでしょう。



ですが、その一方で流産や切迫流産(流産しかかる状態)などの妊娠異常の率は年々高まってきているとも言われています。


食事中の添加物や化学物質摂取の影響は否定できませんが、昔に比べれば現代人の栄養状態は良好です。家電や便利なサービスを利用することで、家事による母体の負担も昔より多少軽減されているのではないでしょうか。



流産の危機や未熟児として生まれてくるコト、体が弱く体調をすぐ崩しやすいコト。

それは赤ちゃんに起こりうることかもしれません。しかし原因は単純ではないようです。

元気な赤ちゃんを出産し、育てていくためには、レイテキなことを知っておく必要があったのです。



母親のレイテキなカラダをケアしておくことが大事


受精、妊娠、そして赤ちゃんの誕生は生命の神秘を感じます。とどまることないこどもの成長は一日たりとも目が離せないものです。純真無垢な汚れのないこども。そんな存在にもレイテキな問題が忍び寄っていることがあるのです。


レイコン学では私たち人間は、いま使っているカラダ「肉体」と、死後の世界で使用するカラダ「幽体(ゆうたい)」が重なり合っています。(詳しくは後の章で説明してますので、いまは人間には2つの体があると考えてみてください)



 生まれる前の赤ちゃんにもレイテキなカラダがあります


赤ちゃんがお母さんのおなかの中にいる時には、肉体も幽体も共にお母さんから栄養をもらって成長しています。ですから、お母さんの肉体と幽体が共に元気であれば、赤ちゃんもトラブルが少なく、元気に育っていきます。


ところが母体の活力が弱ければ、赤ちゃんに十分な栄養が届かず、さらには母体自身も弱ってしまいます。 よってお母さんは、赤ちゃんの為にもレイテキなカラダ「幽体(ゆうたい)」の健康についても考えておく必要があったのです。 

 


『両親のレイテキなカラダをケアしておくことも大事』 


生まれてきた赤ちゃんはまだ自分ひとりでは何もできません。肉体が母乳やミルクをもらって育つように、赤ちゃんの幽体もお母さんから栄養をもらって育つのです。それは母乳を与えている時に限らず、スキンシップをしているだけでも大丈夫なのだそうです。


また驚くことに、赤ちゃんはお母さんだけでなく、お父さんからも幽体の栄養を吸収することがあるようです。 



ここで気を付けなければならないこと


1つ目は「両親の幽体の栄養が不足しない」こと。 

2つ目は「両親の幽体の栄養の質が低くない」こと。


生後間もない赤ちゃんで、よく体調を崩す子や元気のない子というのは、幽体の栄養不足や両親の幽体の不調などの影響も考慮したほうがよいのではないかと思うのです。出産する方、子育て中の方には特に知っていただきたいと願っています。